服部道子氏 古江、タフなコースでも再現性高いスイングで良さを発揮

[ 2021年8月22日 02:30 ]

米女子ゴルフツアー AIG全英女子オープン第3日 ( 2021年8月21日    スコットランド カーヌスティ・リンクス=6850ヤード、パー72 )

第3ラウンド、16番でショットを放つ古江彩(ゲッティ=共同)
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 【服部道子 メジャーの風】古江選手がエビアン選手権に続きメジャーで2戦連続予選を通過しました。彼女の強みはオンプレーンでどんな状況でもマシンのように一定のリズムで打てる再現性の高いスイングにあります。

 カーヌスティのフェアウエーにはアンジュレーションがありますが、どんなライでもスイング中に体の前傾角度、頭の高さが変わることがありません。だからフェアウエーウッドなど長いクラブでも、ショートアイアンのような精度でピンを狙っていけるのです。

 入れてはいけない、深いフェスキュー、ポットバンカーなどが至る所にあるのもこのコースの特徴ですが、タフなコースほど彼女の良さが発揮されるのだと思います。リンクスの経験はそれほど多くないと思いますが、きっちり対応しています。

 2日連続70で回った渋野選手はスコア以上に内容が良かったと思います。初日はドライバーが少しぶれていましたが、2日目は改善されていました。14番ではラフからボールを上げるアプローチでピンそばに寄せてバーディーを奪いました。あの対応も素晴らしかった。ショット、パットがかみ合ってきているので決勝ラウンドが楽しみです。(プロゴルファー)

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