賞金ランキング1位・小祝が東京五輪銀メダリスト・稲見との4打差を逆転勝ち 2週連続Vで今季5勝目

[ 2021年8月22日 15:06 ]

<CATレディース・最終目>2週連続優勝の小祝はトロフィーを手に笑顔(撮影・村上 大輔)
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 女子ゴルフのCATレディース(賞金総額6000万円、優勝賞金1080万円)は21日、神奈川県箱根町の大箱根CC(6638ヤード、パー72)で最終の第3ラウンドを行った。

 グリーン上の球が動くほどの強風の中、首位に4打差の5位からスタートした賞金ランキング1位・小祝さくら(23=ニトリ)が4バーディー、3ボギーの71とスコアを伸ばし、通算7アンダーで逆転勝ち。先週のNEC軽井沢72ゴルフに続く自身初の2週連続優勝を果たした。小祝は今季ツアー5勝目、ツアー通算6勝目。

 「まさか優勝できるとは思ってなかったので、ホントに最終ホールでボードを見た時にびっくりしました」

 最終18番パー5(517ヤード)でピン手前から1・5メートルのバーディーパットを沈めて単独首位に。終盤まで首位を走っていた稲見が16番から3連続ボギーを叩き、思い掛けず、優勝を手にした。

 優勝副賞の「CATミニ油圧ショベル303CR」は「これを取ったら雪かきに使いたいなってずっと練習ラウンドの時から見てました」と地元北海道に持ち帰り、除雪に役立てる予定だという。

 首位でスタートした東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22=都築電気)は9番から自身初の4連続ボギーを叩くなど2バーディー、7ボギーの77とスコアを崩し、通算5アンダーの2位に終わった。稲見が最終日を首位で迎えた大会で優勝を逃すのは今年6月のサントリー・レディース以来、2度目。

 首位に1打差の2位から黄金世代10人目のツアー初優勝を目指した高橋彩華(23=東芝)は76とスコアを落とし、通算5アンダーの2位に終わった。

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