JPCがアーチェリー長谷川の出場資格取り消しを決定 コンプライアンス違反

[ 2021年8月22日 11:44 ]

お台場海浜公園海上のパラリンピックのシンボルマーク「スリー・アギトス」
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 日本パラリンピック委員会(JPC)は22日、アーチェリー男子リカーブ個人の長谷川貴大(32=日本テレビ)の東京パラリンピック代表選手資格取り消しを決定したと発表した。日本身体障害者アーチェリー連盟から21日に出場辞退届が提出されていた。

 JPCの河合純一委員長は「社会規範を遵守し、公平性・誠実性・協調性に基づき行動できる選手・役員をもって編成する、という日本代表選手団編成方針に反する問題が起きたことは、日頃からパラスポーツやパラアスリートをご支援してくださっている方々、応援して下さっている方々の期待に背くものであり、大変申し訳ない思いでいっぱいです。

 JPCとしても、加盟するすべての競技団体及び登録選手・役員等に対して改めて注意を喚起するとともに、高い道徳性と倫理観を持った行動に努めるよう重ねて指導して参る所存です」とコメントを発表した。

 日本身体障害者アーチェリー連盟は「代表メンバーに重大なコンプライアンス違反があった」として出場辞退を発表。関係者によると、長谷川は「許可なく他人の弓具に触れてはならない」とする安全規定に違反したという。代替選手の出場はない予定。

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