若林、3差6位発進「結果も内容も満足」 19年長男出産、地元新潟でのママ初V狙う

[ 2021年6月5日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ヨネックス・レディース第1日 ( 2021年6月4日    新潟県 ヨネックスCC=6435ヤード、パー72 )

2番、バーディーを奪い笑顔でガッツポーズする若林舞衣子(撮影・沢田 明徳)
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 地元・新潟県加茂市出身でツアー3勝のママさん、若林舞衣子(32=ヨネックス)が雨の中、5バーディー、2ボギーの69、3アンダーで、首位と3打差の6位の好スタートを切った。6アンダーの笠りつ子(33=京セラ)がトップに立ち、2打差2位に黄金世代の高橋彩華(22=東芝)ら4人が並んだ。

 雨中スタートの1番で1メートルを幸先よく沈めた若林は5番ではバンカーから直接決めるなど、14番で5アンダーまで伸ばし、リーダーボードのトップに立った。15、17番のボギーで3打差の6位と後退しても「17番の3パットは悔やまれますが、結果も内容も満足です」と笑みがこぼれた。

 19年に長男・龍之介君を出産し、産休制度を利用し20年からツアーに復帰した。ツアーに出発する月曜日の度に「(龍之介君と)1週間別れるのは寂しい」思いに駆られる。今大会も両親へのコロナ感染予防のため、龍之介君と一緒に実家には帰らず、若林一人で長岡のホテルから通っている。

 前週のリゾートトラストでは、長男を出産した横峯さくらも復帰。ママさんの先輩として相談に乗っており、いいライバルにもなりそう。最後の優勝は17年。21年のベストは明治安田生命の12位にとどまっているが「復帰した時から上位で戦えると思っていました。周りの励ましもあるので優勝目指したい」と、出産後に復帰した日本選手として6人目となるママさん優勝も捉えている。

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2021年6月5日のニュース