内村航平「いい流れ作れた」世界新15・766点で東京五輪“王手”米倉英信をリードして6日に最終決戦

[ 2021年6月5日 16:26 ]

体操・全日本種目別選手権第1日 ( 2021年6月5日    群馬・高崎アリーナ )

<全日本種目別選手権>鉄棒で華麗な演技を見せる内村航平(撮影・光山 貴大)
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 各種目の男女予選が行われ、種目別鉄棒で東京五輪を狙う内村航平(ジョイカル)は15・766点をマークした。現行ルールでは17年全日本種目別で自身がマークした15・750点を上回る世界最高得点。4大会連続となる五輪出場に王手をかけた。

 冒頭のH難度「ブレトシュナイダー」を華麗に決めると、カッシーナ、コールマンと離れ技をこなし、着地を完璧に止めた。種目別の選考の指標となる日本協会が定める世界ランク1位(15・000点、橋本大輝)の得点を0・2点以上、上回って選考ポイントを暫定で合計150ポイントとした。

 種目別代表の1枠を争う跳馬の米倉英信(徳洲会)はこの日、15・016点をマークして選考ポイントを30ポイント上乗せして140ポイントに。内村は米倉をリードして、6日の最終決戦に臨む。

 ▼内村航平「ミスなく着地まで決められたのは大きかった。(15・766点は)まあ、出過ぎですよね。自己採点だと15・4とか3とかだと思う。着地の印象がすごい良かったんじゃないかな。(6日の決勝へ)気力を振り絞って、今日のような着地まで止められる演技をしたい。いい流れは作れた。その流れにしっかり乗って、自分の演技をできればいい」

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