佐藤・平良が準決勝進出!「1球1球魂を込めた」 棄権ペアに代わって急きょ出場

[ 2021年6月5日 17:58 ]

ビーチバレー日本代表チーム決定戦第1日 ( 2021年6月5日    東京・立川市タチヒビーチ )

<日本代表チーム決定戦第1日>準決勝進出を果たし、喜び合う平良(左)と佐藤
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 敗者復活戦が行われ、佐藤亮太(27=テクノスジャパン/雄大グループ)平良伸晃(24=D―FORUM)組が、清水啓輔(33=N&N corporation/中部土木)村上斉(32=ADI.G)組をフルセットの末、2―1と逆転で下し、準決勝進出を果たした。棄権した西村晃一(47)柴田大助(26=ともにITEC WINDS)組に代わり、急きょ出場。今大会出場の中で最年少ペアが勢いを見せつけた。

 柴田の新型コロナウイルス陽性が判明し、日本バレーボール協会が4日に西村・柴田組の棄権を発表。補欠だった佐藤・平良組の出場が決まった。佐藤と平良が出場を伝えられたのは4日夕方だったという。

 1回戦は土屋宝士(33=恵比寿丸)池田隼平(28=カブト)組に2―0とストレート負けを喫したが、敗者復活戦で粘り勝ち。第1セットをジュースの末に22―24で落とすも、第2セットを21―17、最終第3セットをジュースの末に17―15で制した。佐藤は「とにかく、ガムシャラに自分たちらしく戦おうと思った。1球1球魂を込めた」。激闘を終え、試合後の会見では充実した表情を見せた。

 6日の準決勝では、石島雄介(37)白鳥勝浩(44=ともにトヨタ自動車)組と対戦する。もちろん、無念の棄権となった2人のことも忘れていない。平良は「西村選手と柴田選手の気持ちも含めて、出し切れるように頑張りたい」と思いを込めた。

 今大会で優勝した1組に日本が持つ開催国枠として、東京五輪代表権が与えられる。本来なら5月22、23日に大阪で行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。会場を東京に変更して行われることになった。

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