幸運!錦織、労せず2年ぶり16強 第2セット早々に相手が棄権

[ 2021年6月5日 05:30 ]

テニス全仏オープン第6日   錦織圭―アンリ・ラークソネン ( 2021年6月4日    パリ・ローランギャロス )

男子シングルス3回戦、相手の棄権で2年ぶり16強を決めた錦織(AP)
Photo By AP

 男子シングルス3回戦で世界ランキング49位の錦織圭(31=日清食品)は予選から勝ち上がった150位のアンリ・ラークソネン(29=スイス)が第2セット途中で棄権したため、2年ぶりにベスト16入りした。雨天中断があった第1セットを7―5で先取していた。4回戦で第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(24=ドイツ)と対戦する。女子ダブルス2回戦で日比野菜緒(26=ブラス)のペアは敗退した。

 第2セット早々にラークソネンが棄権し、錦織が16強入りした。試合時間58分。1、2回戦ともに約4時間に及ぶフルセットの激闘を演じただけに「さすがに今日も4、5セットは無理。運が良かったとしか言えない。より回復できる」と省エネ勝利を喜んだ。

 予選から勝ち上がった相手は6試合目。第4ゲームで左足に違和感を訴え、メディカルタイムアウトを要求。処置を受けてプレーを続けたが、約40分の降雨中断を挟んでも痛みは消えなかった。

 4回戦の相手A・ズベレフには過去1勝4敗。5月の前哨戦2大会でも敗れており、3大会連続の激突となる。全仏自己最高に並ぶ8強入りに向け「ズベレフとの対戦は楽しみ。前回は接戦だったので、チャンスはある」と力を込めた。

続きを表示

2021年6月5日のニュース