木下が暫定首位 雨にも負けず風にも負けず68「最高のゴルフができた」

[ 2021年6月5日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ツアー選手権森ビル杯第2日 ( 2021年6月4日    茨城県 宍戸ヒルズCC西C=7387ヤード、パー71 )

17番、ティーショットを放つ木下稜介(撮影・西尾 大助)
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 首位に2打差の3位から出た木下稜介(29=ハートランド)が強い風雨の中、68をマークし、通算7アンダーの暫定首位に立った。後続とは4打差。メジャーでのツアー初Vへ好機を迎えた。アマチュアの杉原大河(21=東北福祉大4年)が通算2アンダーの同4位に踏ん張った。日没のため4組10人がホールアウトできず、5日に第2ラウンドの残りと第3ラウンドを行う。

 激しい雨と風。初日72・385だった平均ストロークが75・864まで落ち込んだ2日目。木下が会心のゴルフで首位に躍り出た。

 「最高のゴルフができたと思います」

 木下が自画自賛したのは平均ストローク5・000の最難関ホール17番パー4。9Iでピン奥2・5メートルに運び、ボール1個半分転がすだけという高速のフックラインを沈めて初日に続くバーディー。ティーショットからパットまで全てが完璧だった。

 20年1月のSMBCシンガポール・オープンで6位に入り、初の海外メジャーとなる全英切符を獲得。それ以来「勝って自信を付けてから」が口癖となったが、コロナ禍により全英出場が1年延期となった今も目標は達成できていない。

 「自分は石川選手みたいにスター性はないのでコツコツと」。今季既に3試合で首位を経験。苦杯を重ねながら前進を続けてきた。同級生の石川遼、松山英樹には大きく後れを取ったが、今度こそ、栄冠をつかみ取る。

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