日本代表選手ら約200人がワクチン接種、競技団体は明らかにせず

[ 2021年6月1日 16:26 ]

ワクチン接種した日本選手団の福井団長(アフロスポーツ/JOC)
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 東京五輪の日本選手団への新型コロナワクチン接種が1日に東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で本格スタートし、日本オリンピック委員会(JOC)専務理事で日本選手団団長の福井烈氏、JOC選手強化本部長で選手団総監督の尾県貢氏が都内で取材に応じた。

 この日は福井団長、尾県総監督といった選手団役員、代表選手や関係者合わせて約200人が接種。全員に副反応はなかったという。尾県総監督によると接種した選手からは「安心して練習ができる」、「安心して競技ができる」という声があった。接種した競技団体については「明らかにできない」としている。

 接種は義務ではなく、判断は選手個人に委ねられている。接種しない選手への対応について、福井団長は「(接種した選手と)まったく何も変わらない。守らないといけないルールをしっかり守っていく」と話した。

 ワクチンは米製薬大手ファイザー社からの無償提供で、JOCは選手約600人に監督、コーチらを含めて1600人が接種の対象となる予定。7月23日の開幕前となる20日前後には接種が終了する見通しという。

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