アスリート芸人のM高史 1500メートルで10位 川内優輝の完コピで会場も沸く

[ 2021年5月16日 15:42 ]

陸上 東日本実業団選手権最終日 ( 2021年5月16日    熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 )

川内優輝ばりの激走を見せたM高史(左)                               
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 プロランナー川内優輝のものまねを得意とするアスリート芸人のM高史(36=CROSSBRACE)が男子シニア1500メートルに出場し、4分33秒23で10位に入った。川内の自己ベスト3分50秒51には届かなかったが本人さながらの激走で無観客の会場を盛り上げた。

 レースでは体を少し傾けて走る特徴的な川内フォームを完コピ。最後にはゴールで苦悶の表情を浮かべるところまで再現するプロの業を発揮した。「川内選手も8年ぶりにマラソン自己ベストを更新している。今年が芸歴10年目。競技ができる感謝の気持ちで走った。楽しかったです」と充実感を漂わせた。

 ただのものまね芸人ではない。M高史は駅伝の強豪、駒大で駅伝主務を務めた経歴を持ち、今でもOBとしてタイム計測、給水係として現役選手をサポート。フルマラソン自己ベストは2時間40分34秒と実力も併せ持っている。ただ入賞の8位にはわずかに届かず、「(駒大の)大八木監督に詰めの甘さを怒られますね…」と苦笑いした。

 13年ぶりという1500メートルでは自己ベスト更新はならなかったが「今後はマスターズもある。(川内選手のように)生涯を通して現状打破していきたい」と語っていた。

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