BMX・輪夢、8カ月ぶり復帰戦「そこそこの走り」で首位通過 男子エリート予選

[ 2021年5月16日 05:30 ]

マイナビJapan Cup男子エリート予選、予選に臨む中村輪夢(撮影・会津 智海)
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 BMXフリースタイル・パークで東京五輪前最後の国内公式戦マイナビ・ジャパンカップ第1日が15日、茨城県内で行われた。男子エリート予選では19年世界王者で五輪代表の中村輪夢(19=ウイングアーク1st)が試技2本の平均86・00点で首位通過。16日の決勝に向けて「まずは優勝を飾りたい」と意気込んだ。

 昨年9月末に左足かかとを手術。8カ月ぶりとなる復帰戦で、いきなり魅せた。横1回転しながら前輪を3度回す新技「スリーシックスティ・バースピン・トゥ・バーバックスピン・トゥ・バースピン」を披露。頂点を狙う東京五輪へ再出発の第一歩を踏み出したが、「そこそこの走り」と、こともなげだ。

 人気ラッパーのANARCHYが中村のために書き下ろした新曲「HIGH AIR」の「今は嵐の前の静けさ」というフレーズを胸に刻む。「大会で爆発できるようにと思って、ずっと練習してきた」。その思いを決勝にぶつける。

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2021年5月16日のニュース