ケイリン小林優香が日本女子初の金メダル「勝ち切れたことは良い材料」

[ 2021年5月16日 22:58 ]

自転車トラック種目・ネーションズカップ最終日 ( 2021年5月16日    香港 )

自転車トラック種目ネーションズカップの女子ケイリンで優勝し、喜ぶ小林優香=香港(香港自転車協会提供・共同)
Photo By 共同

 女子ケイリンは小林優香(27=日本競輪選手会)が初優勝した。女子マディソンは梶原悠未(24=筑波大大学院)中村妃智(28=JPF)組が制し、日本の五輪代表対決となった男子スプリント決勝は新田祐大(35=日本競輪選手会)が脇本雄太(32=同)を下した。男子オムニアムは橋本英也(27=同)が優勝した。各種目ともに東京五輪代表が制し、前身のW杯含めて日本勢が初めて優勝した。

 優勝選手のコメントは以下の通り。

 ▽女子ケイリン・小林優香
 「集中できて周りも見えて、気持ちに余裕がある中で走れた。誰よりも距離を踏んだので自信があった。勝ち切れたことは良い材料になる。ここでつかめたものがあるので、(五輪へ)戦略を詰めていきたい」

 ▽女子マディソン・梶原悠未
 「持久力の課題で反省点が見つかったが、先手を打ったことで最後のスプリントを待たずに勝利確定できたので良かった。3種目で金メダルを獲得できてうれしいし、この走りを五輪でもできるようにしたい」

 ▽女子マディソン・中村妃智
 「梶原に良いポジションで渡すことを意識して走った。中盤までの先行した走りで優勝につながって良かった。最後まで戦い抜ける持久力をギリギリまで強化したい」

 ▽男子スプリント・新田祐大
 「予選で戦えるんじゃないかとメダルは自分の中で期待していた。金メダルは個人種目では初めてでうれしいけど、僕たちが進化している中で世界はさらに上で進化し続けているので喜びだけではダメだと思う」

 ▽男子オムニアム・橋本英也
 「少人数のオムニアムは得意の分野。前半の3種目はうまくいって、最後のポイントレースで中盤、他の選手に当てられて(落車で)遅れたけどそれ以外はスムーズにレースができた。最後までしっかり走れたのでそこは五輪への自信になった」

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2021年5月16日のニュース