松山 手応え十分の68「時間かかったなと思うけど、きっかけになりそう」

[ 2021年5月16日 17:54 ]

米男子ゴルフツアー AT&Tバイロン・ネルソン第3日 ( 2021年5月15日    テキサス州 TPCクレイグランチ=7468ヤード、パー72 )

松山英樹(AP)
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 53位から出た松山英樹(29=LEXUS)は6バーディー、2ボギーの68で回り通算10アンダーとし44位に浮上した。

 終盤4ホールで3バーディーを奪った松山は「最後に結果を出せて終わることができて良かった。14番までは全部駄目だったけど、15番からパットが良くなって、16番のティーショットも良かった」と満足そうに話した。

 前半は波に乗れなかった。5番パー5で1メートルにつけてバーディーを先行させながら6番からの連続ボギーで後退。パープレーで折り返した。エンジンがかかったのは15番。5メートルのパットをカップの真ん中から沈めると、16番では10メートルをねじ込み連続バーディー。パー5の18番ではグリーン奥からの3打目をきっちり寄せて3メートルを決めた。

 今週はパットで苦しんでいたが、15番で好感触が戻った。「打ち方もそうだけど、いろいろ考えながらやっている中で、15番のパットであてはまったって感じ」と打ち明けた。

 4月のマスターズで2位に入ったザラトリスと同組だった。1カ月前のメジャー最終日は別の組で競り合った成長株と後半はバーディー合戦を演じた。「回るのは初めて。スピードがあるし、そつがない。(ザラトリスのような若手が)毎年毎年出てくるけど、負けずにやりたい」と対抗心ものぞかせた。

 「最後(18番)のアプローチも良かった。時間かかったなと思うけど、きっかけになりそう」。メジャー2連勝の偉業に挑む次週の全米プロ選手権(20日開幕、サウスカロライナ州)に向けて手応えは増している。

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2021年5月16日のニュース