五輪代表・大池水杜が貫禄女王「優勝できてひと安心」BMXジャパンカップ

[ 2021年5月16日 18:03 ]

女子エリート決勝、決勝に臨む大池水杜(撮影・会津 智海)
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 自転車BMXフリースタイル・パークで東京五輪前最後の国内公式戦マイナビ・ジャパンカップ最終日が16日、茨城県の「境町アーバンスポーツパーク」で行われた。女子エリート決勝では、東京五輪代表の大池水杜(24=ビザビ)が66・67点で貫禄の優勝を決めた。

 75分ほど降雨中断もあったが、1本目の試技でバックフリップ(後方宙返り)を決めるなど圧倒的な強さを見せた。普段は室内で連取しているだけに「テンション落ちたけど、挽回できた。優勝できてひと安心。ここまで天気に悩まされると思わなかった。イレギュラーが起きた時に対応しきれていなかった。100%出せていないので、五輪に向けても課題が見つかった」と振り返った。

 今季初戦の今大会が五輪前最後の実戦機会。開催の可否についていろいろな意見が噴出していることは理解しており「自分の中でいろいろな気持ちがある」と明かす。それでも「五輪があれば、自分の100%を出して、楽しんでいるライディングをしてメダルを持って帰ってきたい。今できることを精いっぱいやっていこうと思っています」と自然体を貫くつもりだ。6月のフランスでの世界選手権は回避し、拠点の岡山を軸に最終調整に入る。

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