レスリング女子50キロ級・須崎優衣が初の五輪代表に内定

[ 2021年4月10日 18:12 ]

レスリング・東京五輪アジア予選第2日 ( 2021年4月10日    カザフスタン・アルマトイ )

須崎優衣
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 女子50キロ級の須崎優衣(21=早大)が5人のリーグ戦で3勝して2位までの五輪出場枠を獲得し、日本協会の選考基準を満たして初の五輪代表に内定した。

 17、18年の世界女王が、圧倒的な力を示した。初戦から3戦全て無失点でテクニカルフォール勝ちし、1試合を残して2位以上が確定。「今こうやって東京五輪を目指して挑戦できていることに感謝して、五輪の代表権を獲得して笑顔で帰ってきたい」と語っていた言葉通り、満面の笑みで五輪切符を喜んだ。

 一度は逃した舞台だった。18年の全日本選手権をケガで欠場し、翌年の世界選手権代表決定プレーオフで宿敵の入江ゆきに敗戦。メダル獲得で五輪代表が決まる世界選手権の結果を待つ立場となったが、入江がまさかの3回戦敗退を喫して道が開けた。19年の全日本選手権では入江とリオデジャネイロ五輪金メダリストの登坂絵莉との三つ巴を制して今大会の出場権を獲得。自らの手でたぐり寄せたチャンスを今度はしっかりと決め切った。

 日本の最軽量級は04年アテネ五輪から全ての大会でメダルを獲得している階級。須崎は「常に金メダルを獲ってきた階級。これまでのアジア予選に出るまでも厳しい戦いだったけど、そこを勝ち抜いたからこそ覚悟と責任を持って勝ち取りたい」と自覚を示していた。

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2021年4月10日のニュース