【池江璃花子と一問一答】コーチに宣言「勝ってきます」今後は「自分の日本記録も狙っていく」

[ 2021年4月10日 17:59 ]

競泳日本選手権最終日 ( 2021年4月10日    東京アクアティクスセンター )

<第97回日本選手権水泳競技大会 最終日>女子50メートル自由形決勝、優勝を果たし笑顔でメダルを掲げる池江(撮影・会津 智海)
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 東京五輪代表選考を兼ねて行われ、白血病から復帰した池江璃花子(20=ルネサンス)は女子50メートル自由形決勝で復帰後の自己ベストとなる24秒84をマークし、優勝を飾った。同種目の五輪派遣標準記録24秒46は突破できなかったが、出場全種目で頂点に立ち、4冠を飾った。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――まずはバタフライを振り返って。
 「スタートの浮き上がりも、そんなに周りの選手と離れなかったんじゃないかなと自分の中で勝手に思っている。それが凄くうまくいったところ。後は、いつも通り自分のやりたいような50のバタフライのレースができた」

 ――日本選手権でベスト更新。
 「一番の目標としていたというか、狙っていた種目でしっかり優勝することができましたし。凄く自分の中でハイレベルな泳ぎができたと思うので、そこも良かったんじゃないかなと思います」

 ――自由形はどうだったのか。
 「50自由形は…ちょっと、どうだったかあまり記憶にないんですけど。ノーブルをしてたか、してないかっていう…してたような、してないような感じなんですけど。そういうのもあって、最後10メートルは結構、酸素が回らなくて、思うように体が動かなかったんですけど。泳ぎながら隣を見ながら、勝ってるなと思ったので。後は最後、差されないようにだけタッチまで気を抜かずに頑張りました」

 ―スタートラインに立ったときは。
 「若干の不安もありつつ、ただ絶対勝つという気持ちで。控え(室)を出たときに、勝ってきますという自分の思いをコーチにも伝えて出てきたので。しっかり勝つことができて、有言実行できて良かったなと思います」

 ――日本選手権を終えて。
 「4冠できたことは凄くうれしいですし。タイム的にも全体的に物凄く良いタイムで泳ぐことができたので。本来だとみんな自分の自己ベストを狙う形だと思うんですけど、自分は新たな気持ちで日本選手権に臨んだので。ただ、どんどんどんどん自分の持っている日本記録にも着実に近づいているなっていう手応えも得られたので。もう少ししたら、いずれは、ですけど。自分の日本記録もしっかり狙っていくようになるんじゃないかなと思います」

 ――4日間で11レースはどうだったか。
 「多くても2日間の試合で、多くて4レースっていう試合を復帰後やってきたんですけど。日にちは長かったですけど、11レース、しかも準決勝もあり、なかなかハイレベルなタイムで泳がないといけないというプレッシャーもありましたけど。しっかり最後まで勝つことができて物凄くうれしいです」

 ―チャレンジャーと言っていたが、楽しめたのか。
 「一番自分がプレッシャーを感じない中でこの試合に出てきたんじゃないかなと思っているので、逆にそれが凄く良かったんじゃないなかと思っています」

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2021年4月10日のニュース