今季限りで引退のヤマハ発動機・五郎丸 ホーム最終戦飾れず「勝って恩返しができず心残り」

[ 2021年3月14日 18:51 ]

ラグビートップリーグ第4節   キヤノン(勝ち点5)40―32ヤマハ発動機(勝ち点11) ( 2021年3月14日    静岡・ヤマハ )

<ヤマハ・キヤノン>後半16分、コンバージョンゴールを狙うヤマハ・五郎丸(撮影・吉田 剛)
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 今季限りで引退するヤマハ発動機のFB五郎丸歩(35)は、ホーム最終戦を飾ることができなかった。

 2戦連続で先発し、前半14分にPGを成功。後半4分の右からのゴールキックが左ポストを直撃するなど3本連続ゴール失敗後、2本のゴールキック成功で巻き返し。再逆転されたチームも一時は1点差まで迫ったが、自身通算36試合目となったヤマハスタジアムでの公式戦はホロ苦い結末となった。

 「13年間戦ってきたスタジアムでのラスト。勝って恩返しができず心残りですが、次に切り替えて頑張っていきます」。6436人の観衆の大半のヤマハ発サポーターに勝利を届けられず、この試合を最後にチームを離れ、4月1日付での早大監督就任に向けての準備に入る大田尾竜彦コーチングコーディネーター(CC、39)の花道を飾ることもできなかったことを悔やみながら再起を期した。
 ノーサイド後、壮行セレモニーに臨んだ大田尾CCは、元ヤマハ発、早大監督の清宮克幸・日本ラグビー協会副会長(53)らからエールを受け「ヤマハの人たちはみんな輝いていました。早稲田の選手を輝かせることができるよう次のステージで頑張ります」と決意を示した。
 

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2021年3月14日のニュース