川崎が天皇杯V!!Bリーグ参入後初タイトル 全員バスケで“シルバーコレクター”返上

[ 2021年3月14日 05:30 ]

バスケットボール天皇杯全日本選手権ファイナルラウンド   川崎76-60栃木 ( 2021年3月13日    さいたまスーパーアリーナ )

優勝し表彰台で喜ぶ川崎の選手たち
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 B1勢同士の決勝が行われ、川崎が宇都宮に76―60で快勝して、前身の東芝時代を含めて7大会ぶり4度目の優勝を果たした。Bリーグが開幕した16年以降では、リーグ、カップ戦を含めて3度目の決勝の舞台で、初タイトルを獲得した。MVPはジョーダン・ヒース(29=米国)が初受賞した。

 三度目の正直で川崎が頂点に立った。Bリーグが発足した16年以降はリーグ初年度のチャンピオンシップと、昨年の天皇杯で決勝に進出したが、ともに準V。就任2年目の佐藤賢次監督は「優勝で終われて素直にうれしい。チームが強くなってきたと感じています」と手応えを口にした。

 昨季まではファジーカスの得点力に依存する傾向があったが、今季は激しい守備をベースにした全員バスケを徹底した。この日は出場した9選手中8選手が7点以上決めるなど得点が分散。マークが集中したファジーカスは準決勝で9アシスト、決勝で6アシストを記録した。篠山主将は「特別な戦い方をせずにベースで勝ちきれた。自然と勢いは出る」と強調。悲願のBリーグ制覇に弾みをつけるタイトルとなった。

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