堀江翔太「汚い声聞こえちゃうかも」も グラウンドの声などスポーツ観戦の技術革新要望

[ 2021年2月24日 21:14 ]

オンラインのシンポジウムに出席した堀江翔太
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 ラグビートップリーグ(TL)パナソニックのフッカー堀江翔太(35)が24日、同社が主催したオンラインシンポジウム「これからのスポーツどうするミーティング」に出席。新型コロナウイルスの影響で大きく変容したスポーツ観戦とテクノロジーについて、様々な思いや意見を述べた。

 堀江はコロナ禍前は当たり前だった応援の力について、「応援があるからこそ、最後の1%、2%の力が出せる。特に(19年)W杯は応援の声が届いたからこそ、最後にパワーを出せたと実感している」と断言。改めて日本代表が初の8強入りを果たした背景に、ファンの力があったと述べた。

 20日に開幕したTLでも入場制限や声を出しての応援が禁止されている。一方で最新技術の導入により、スポーツの楽しみ方は多様化している。堀江は「観戦しながら、グラウンド内の音が聞こえたり、見えない角度のVR映像が見えたら面白いと思う。(席でVR機器が)配られて、それを付ければ違う角度から見られたりとか、レフェリーの声が聞こえたら面白いと思う」と要望。「選手の汚い声も聞こえちゃうかも」と笑ったが、今後の技術革新に期待した。

 チームは20日の開幕リコー戦に55―14で快勝。次戦は28日の日野戦(埼玉・熊谷ラグビー場)で、開幕連勝を目指す。堀江は「どんな試合でもファンが“元気が出た”“感動した”“気持ちが楽になった”と、何か気持ちを動かせる試合ができればいい。ファンが何かを感じられる試合をするために(トレーニングを)やってきたので、トップリーグで実現していきたい」と抱負を述べた。

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2021年2月24日のニュース