ウィザーズの連勝が5でストップ クリッパーズに完敗 八村は10得点 3Pは2本成功

[ 2021年2月24日 14:21 ]

クリッパーズのジョージをマークするウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズは23日、前日のレイカーズ戦と同じロサンゼルスのステイプルズセンターでの試合に臨んだが、116―135(前半55―72)でクリッパーズに敗れて11勝18敗。4季ぶりの6連勝を達成することはできなかった。ブラドリー・ビール(27)が28得点、10アシスト、ラッセル・ウエスト(32)は20得点、9リバウンド、10アシストをマーク。最大24点差のビハインドから第3Q終了時点で5点差まで詰め寄ったが、最後まで一度もリードは奪えなかった。前半での70失点以上は7試合ぶりで今季9回目。中盤から後半にかけて追い上げるパターンは定着してきているが、前半でのチーム・ディフェンスには依然として課題を残している。

 八村塁(23)は36分の出場で3点シュートを2本とも成功させ、フィールドゴール(FG)の成功は8本中4本。9試合連続で2ケタ得点を挙げ、9リバウンドもマークした。前日がレブロン・ジェームズ(36=レイカーズ)、この日がカワイ・レナード(29)と、2日連続でファイナルMVP経験者とマッチアップ。スモールラインアップ時にはクリッパーズのセンター、イビツァ・ズバッツ(23=213センチ)にも密着したが、勝利にはつながらなかった。前半終了間際には1人でバックコートからフロントコートにボールを運んだが残り5秒を切ってシュート体勢には入らず、ビールが右サイドのコーナー、スローインを終えたウエストブルックが正面トップの位置にいながら、なぜか3点シュートラインの外にいたセンターのロビン・ロペス(32)にパス。試合を放送していた地元の実況アナは「ルイはもっと状況をしっかりと把握しなくてはいけない」と苦言を呈していた。

 今季22試合目の出場となった八村のここまでの平均得点は13・3得点(昨季13・5)で、FG成功率は46・4%(同46・6%)、3点シュートは32・1%(同28・7%)となっている。

 前日にレイカーズに代わって西地区全体2位に浮上していたクリッパーズは23勝10敗。球宴先発のレナードが32得点、この日に球宴リザーブメンバーに選手されたポール・ジョージ(30)が6本の3点シュートなどで30得点を稼ぎ、勝負どころの第4Qを36―22で制してウィザーズを突き放した。

 なおウィザーズは25日にデンバー(コロラド州)でナゲッツと対戦してロード4連戦を終了する。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場9分52秒=無得点)
(1)44秒・右サイドからプルアップでジャンプシュート。マークはジョージ=×
(2)9分1秒・ディフェンス・リバウンドをキープして1人でボールを持ち込み正面からドライブ=×
 ▼第2Q(出場10分25秒=5得点)
(3)4分43秒・ビールが外したレイアップを押し込むも失敗=×
(4)5分35秒・ディフェンス・リバウンドをキープして1人でボールを持ち込み正面からジャンプシュート=〇
(5)6分21秒・ゴール下でシュートに持ち込むもズバッツにブロックされる=×
(6)11分31秒・右コーナーから3点シュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
 ▼第3Q(出場12分=5得点)
(7)7分17秒・左サイドから3点シュート=〇(アシスト・バターンズ)
(8)8分13秒・正面フリースローライン付近からジャンプシュート=〇(アシスト=ビール)
 ▼第4Q(出場2分38秒=無得点、シュート機会なし)

 <23日の試合結果>
*キャバリアーズ(11勝21敗)112―111ホークス(13勝18敗)
ピストンズ(9勝22敗)105―93*マジック(13勝19敗)
*ネッツ(21勝12敗)127―118キングス(12勝19敗)
*ウォリアーズ(17勝15敗)114―106ニックス(15勝17敗)
76ers(21勝11敗)109―102*ラプターズ(16勝16敗)
*バックス(19勝13敗)139―112ティンバーウルブス(7勝25敗)
*クリッパーズ(23勝10敗)135―116ウィザーズ(11勝18敗)
*ナゲッツ(17勝14敗)111―106トレイルブレイザーズ(18勝13敗)
 *はホームチーム

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