横綱・白鵬が三番稽古で若隆景相手に30戦全勝 体力面は「戻ったかな」

[ 2021年2月24日 15:30 ]

合同稽古5日目 厳しい攻めで若隆景を圧倒する白鵬
Photo By 代表撮影

 春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古の5日目が24日、国技館内の相撲教習所で行われ、横綱・白鵬(35=宮城野部屋)が幕内・若隆景(荒汐)と三番稽古を行い30戦全勝だった。

 横綱は得意の右四つから一気に前に出たり、左からの投げを放つなど相手を圧倒。さらには大技「呼び戻し」を繰り出すなど圧巻の内容だった。1月の初場所前に新型コロナウイルスに感染し、場所を全休。10日ほど入院するなど体調面が心配されたが、今年初めて他の部屋との関取と肌を合わせて上々の動きを披露した。

 稽古後は「20番と思って土俵に入りました。気付いたら20番だったので、もうちょっと10番という思いでやりました」と説明。内容に関しても「受け身の攻め、踏み込み、突き押しからの押し、そういったものを意識しながらという感じ。(スタミナ面は)戻ったかな」と明るい表情で話した。

 春場所初日までは2週間以上あるが「春連覇目指してますよ、それは」ときっぱり。続けて「東京で春場所は初めてですからね。初めてということは好きですから、とか言って(笑)」と話すなど終始上機嫌だった。

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2021年2月24日のニュース