23年ラグビーW杯は最低でも中5日、2大会連続8強狙う日本に“追い風”

[ 2021年2月24日 05:30 ]

<日本・スコットランド>19年、史上初の8強進出を決め、喜びを爆発させる日本代表フィフティーン(撮影・吉田剛)
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 ラグビーの国際統括団体ワールドラグビー(WR)は22日、23年W杯フランス大会で各チームの試合間隔と登録メンバーを増やすと発表した。選手の安全・健康面に配慮したもので、1次リーグ中の試合間隔は最低でも中5日を確保。登録メンバーは現在の31人から33人に増え、大会中の移動時間や移動回数も最小限に抑える。1次リーグの期間は従来より1週間長くなり、開幕はラグビー生誕200周年の9月8日、決勝は計画より1週間遅い10月28日となる。

 ラグビーW杯の1次リーグは03年オーストラリア大会から5チーム1組で編成され、各チームが同じ試合間隔で戦うことが難しくなった。週末のテレビ中継も考慮して、大会を開催する伝統・強豪国に比較的楽な日程が組まれる一方、日本などの新興国は中3日での試合を強いられ、“不平等”が指摘されていた。19年大会では地元の日本が全て中6日以上と恵まれた半面、同組のチームにしわ寄せが生じ、決勝トーナメント進出を懸けた最終戦で日本は中7日、スコットランドは中3日と公平性を欠いていた。

 激しいコンタクトスポーツのラグビーはリカバリーに時間が必要で、世界的に小柄な選手が多い日本代表には朗報。新型コロナウイルスの影響で国際試合が組めず、23年W杯へ選手層を厚くする試合数も十分ではないだけに、2大会連続8強へ追い風と言える。WRのボーモント会長は「23年大会はこれまでで最も公平なW杯になる」とコメント。日本がイングランド、アルゼンチンなどと同じ1次リーグD組に入った全48試合の日程と会場は26日に発表される。

 【日本代表の1次リーグ試合間隔と影響】
 ☆03年大会 現地の暑さを想定した沖縄直前合宿が功を奏し、初戦のスコットランド戦と中5日のフランス戦は大善戦。その後は中4日でフィジー戦、中3日の米国戦と体力のアドバンテージを失い、パフォーマンスも落として全敗した。

 ☆07年大会 カーワン・ヘッドコーチは初戦のオーストラリア戦を控え組主体で戦い惨敗。中3日で勝利を狙えるフィジー戦とあり2試合のメンバーを完全に分けたが、結果が出なかった。11年大会でも日程を考慮してニュージーランド戦に1.5軍のメンバーを出場させ、酷評された。

 ☆15年大会 初戦で南アフリカを撃破。ジョーンズ・ヘッドコーチは中3日のスコットランド戦に先発2人を代えただけで臨んだが、足が止まった後半に突き放されて完敗。この試合の勝ち点ゼロが響き、1次リーグ3勝を挙げながら決勝トーナメント進出を逃した。

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