大坂なおみ 2年ぶりVに王手、S・ウィリアムズ撃破し「途中から自分のペースを取り戻せた」

[ 2021年2月18日 13:31 ]

テニス全豪オープン第11日 ( 2021年2月18日    オーストラリア・メルボルンパーク )

<全豪オープン第11日>女子シングルス準決勝でバックハンドストロークを放つ大坂なおみ(AP)
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 女子シングルス準決勝で世界ランキング3位の第3シード大坂なおみ(23=日清食品)は、同11位で4大大会歴代最多24度の優勝まであと「1」としているセリーナ・ウィリアムズ(39=米国)と対戦。6―3、6―4でストレート勝ちし、優勝した19年以来2年ぶりの決勝進出を果たした。決勝では、同24位で第22シードのジェニファー・ブレイディ(25=米国)―同27位で第25シードのカロリーナ・ムチョバ(24=チェコ)の勝者と対決する。

 昨夏の全米オープン前哨戦から続く自己最多の連勝は21に伸び、19年全豪、18、20年の全米に続く4大大会制覇まであと1勝とした大坂は試合後のオンコートインタビューで「途中から自分のペースを取り戻せたと思う。私にとって、あこがれのセリーナと試合ができることが光栄だった。だから全力を尽くしました」と話し、「本当に観客のいる中で試合ができて楽しかった」と笑顔を見せた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会会場のあるビクトリア州がロックダウン(都市封鎖)に入り、13日から無観客開催となっていたが、この日から再び観客が入っていた。決勝に向けては「3日間、和食を食べていたんですが、昨日はギリシャ料理を食べようと決めて食べて寝ました。これは和食に戻した方がいいか、それともギリシャ料理にした方がいいのかしらって考えてます」と“なおみ節”も飛び出し、観客をわかせていた。

 バックコートでのインタビューでは「セリーナに弱点がない選手。彼女ではなく、自分に何ができるかという部分に集中しました」と言い、自らのリターンゲームは「非常によかった。昨年の11月からずっと取り組んでいたことが、きょう生かせました。そしてレベルアップできていると思いました」と話した。そして、日本語で「次の試合頑張ります。ありがとうございます」と 
年ぶりの頂点に意欲を見せた。

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