マイケル・ジョーダン氏が故郷の病院建設に1000万ドルを寄付 「医療は平等であるべき」

[ 2021年2月16日 08:41 ]

故郷の病院開設に11億円を寄付したマイケル・ジョーダン氏(AP)
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 NBA元ブルズのスーパースターで、現在はホーネッツのオーナーを務めているマイケル・ジョーダン氏(57)が、生まれ故郷でもあるノースカロライナ州ニューハノーバー郡に来年開設される2つの病院の資金として1000万ドル(約10億5000万円)を寄付した。

 AP通信によれば、寄付した相手はノースカロライナ、バージニア、サウスカロライナ、ジョージアの4州で15の病院を運営しているノバント・ヘルス・クリニック。ジョーダン氏はニューハノーバー郡のウィルミントン出身ですでにノースカロライナ州シャーロットで2019年と20年に開院した「マイケル・ジョーダン・ファミリー・クリニック」の設立に700万ドル(約7億4000万円)を寄付していたが、「ここは自分の心の中では特別な場所。自分を支えてくれたコミュニティーにお返しができることに満足している。保険があろうがなかろうが、医療は誰にでも平等であるべきだ」として新たな病院設立を援助する決意を示した。

 「マイケル・ジョーダン・ファミリー・クリニック」ではすでに4500人以上の地域住民の診療と治療を行い、1000人以上に新型コロナウイルスのワクチンを接種。ジョーダン氏は社会的正義の啓蒙活動に向けた活動に1億ドル(約105億円)を寄付すると表明していたが「自分の故郷で医療を拡充させるパートナーになれることをとても誇りに思う」として、医療面での活動にも力を入れることになった。なお経済誌「フォーブス」によれば同氏の資産は16億ドル(約1680億円)とされている。 

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2021年2月16日のニュース