大坂なおみ 16日準々決勝で“くせ者”謝淑薇とアジア人対決

[ 2021年2月16日 05:30 ]

テニス全豪オープン ( オーストラリア・メルボルン・パーク )

大坂なおみ
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 男子シングルス4回戦で第2シードのラファエル・ナダル(34=スペイン)が第16シードのファビオ・フォニーニ(33=イタリア)を下し、5年連続で8強入りした。車いすの部男子シングルス準決勝は昨年覇者で第1シードの国枝慎吾(36=ユニクロ)がアルフィー・ヒューエット(23=英国)に敗退。女子シングルスで第3シードの大坂なおみ(23=日清食品)は16日午後0時30分(日本時間午前10時30分)からの準々決勝で世界71位の謝淑薇(シャシュクビ、35=台湾)と対戦する。

 2年ぶりの優勝を目指す大坂の準々決勝はセンターコートの第1試合に組み込まれた。対戦する謝淑薇はスライスやドロップショットを駆使して相手を翻弄(ほんろう)するくせ者。アジア人対決に向け、大坂は「彼女の試合を見るのは面白いが、実際に試合をするのは楽しくない」と苦笑い。台湾人として4大大会シングルスで初めて8強入りした謝が「私はおそらく打ち負かされる」と開き直って向かってくるのも不気味だ。

 大坂は4回戦で昨年準Vの元世界1位ムグルサ(スペイン)に4―6、6―4、7―5で逆転勝ち。第3セット第9ゲームで2度のマッチポイントを握られながらしのぎ、グランドスラム通算50勝目を挙げた。謝との対戦成績は4勝1敗だが、5試合中4試合がフルセットにもつれる激戦。19年末から大坂を指導するフィセッテ・コーチ(ベルギー)は「とても、とてもトリッキーな相手。感情を制御することが重要」と揺さぶりに動じず、平常心を保つことをポイントに挙げた。

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2021年2月16日のニュース