佐藤慧一、失速8位 初の表彰台逃し落胆「タイミング遅れた」

[ 2021年2月16日 05:30 ]

 ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人第21戦(ヒルサイズ=HS140メートル)が14日、ポーランド・ザコパネで行われ、佐藤慧一(雪印メグミルク)は1回目に134メートルで2位につけたが、2回目は128メートルで合計286・0点の8位だった。13日の第20戦で今季初勝利を挙げた小林陵侑(土屋ホーム)は129・5メートル、131メートルの284・8点で9位にとどまった。ハルボルエグネル・グラネル(ノルウェー)が298・1点で、今季、通算ともに11勝目を挙げた。中村直幹(東海大札幌ク)は18位。佐藤幸椰(雪印メグミルク)は32位で、2回目に進めなかった。

 23歳の佐藤慧は1回目2位。タイミングがぴったり合ったという踏み切りからきれいな空中姿勢で飛距離を伸ばし「追い風もそれなりにあったが、あまり影響を感じないくらい進んでいった。いいジャンプだった」と手応え十分だった。しかし2回目は「狙いにいって助走路の部分で(体が)前に行きすぎた。タイミングが遅れた」と失敗し、着地すると苦笑い。初の3位以内を逃し「こういうときに勢いに乗って、表彰台にぽんと乗れればよかったけど」と落胆した。

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2021年2月16日のニュース