八村がコロナ感染防止規定の管理下に置かれる ヒート戦が影響? ウィザーズ対ジャズ戦は延期

[ 2021年1月13日 10:42 ]

11日のサンズ戦に出場していたウィザーズの八村とビール(AP)
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 ウィザーズは12日、八村塁(22)とモーリッツ・バクナー(23)が新型コロナウイルスの感染防止規定によってリーグの管理下に置かれたことを公表。これを受けてこの日に行う予定だったチーム練習は中止となった。

 ウィザーズではラッセル・ウエストブルック(32)、トーマス・ブライアント(23)、ギャリソン・マシューズ(24)の3選手が故障で離脱。さらに感染防止規定に該当する選手の確認作業(濃厚接触の有無)に入るために、13日に地元ワシントンDCで予定されていたジャズ戦は、試合に必要な最少人数(8選手)をそろえることができないために延期となった。

 ウィザーズは今季11試合を消化(3勝8敗)しているが、対戦した8チームのうち4チームで感染者もしくは管理下に置かれる選手が出ており、リーグ1位の34・9得点を挙げているブラドリー・ビール(27)は、マッチアップしたセルティクスのジェイソン・テータム(22)が管理下に置かれた影響で、確認手続きが必要になったために9日のヒート戦には出場できなかった。

 そのヒートでは、八村やバクナーとマッチアップしたジミー・バトラー(31)、バム・アデバイヨ(23)の両フォワードに加え、ガードのゴラン・ドラギッチ(34)といった主力選手が管理下に置かれ、8選手をそろえることが不可能となっために10日のセルティクス戦は延期。セルティクスには検査で陽性反応を示した選手が確認されており、ウィザーズはこれまで対戦してきたチームの影響を受けている可能性もある。

 ウィザーズ対ジャズ戦はリーグで今季5試合目の延期となるが、セルティクスはすでに13日のマジック戦まで3試合連続の延期が決まっており、NBAは厳しい状況と直面。スポーツ専門局のESPNによれば、過去に感染したあとに復帰した選手が検査で2度目の陽性反応を示したケースも報告されており、難しい対応を迫られている。

 なおNBAと選手会側は感染防止規定をさらに厳格化することで合意。遠征先のホテルの部屋ではこれまで家族や知人2人までの面会が許可されていたがこれは全面的に禁止。今月26日までは地元であってもチーム活動以外で自宅からの外出もできなくなった。さらにベンチにいる選手にもマスク着用が義務付けられる。

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