8人同士で延長の激闘 76ersがヒートに辛勝 レイカーズは3連勝

[ 2021年1月13日 15:17 ]

延長で勝利を決めて歓喜する76ersのエンビード(AP)
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 NBAは12日、新型コロナウイルスの影響で延期となったセルティクス対ブルズ戦を除く6試合を消化。フィラデルフィア(ペンシルベニア州)では、感染防止規定で管理下に置かれた選手と故障者を併せて計9人が試合に出られなくなったチーム同士が激突した。

 「8人同士」の対決は5分間の延長にまでもつれ込んだが(試合時間は正味53分)、地元の76ersが137―134(前半55―63、延長17―14)で勝って8勝4敗。センターのジョエル・エンビード(26)が39分出場して45得点、16リバウンド、5スティールをマークし、フリースローを13本すべて成功させてチームの連敗を3で阻止した。

 エンビードはダニー・グリーン(33)がヒートのタイラー・ヒーロ(20)のドリブルをスティールしたあとに迎えた第4Qの残り4・3秒に、同点のジャンプシュートを成功。このクオーターの残り3分29秒にはチームの主力でもある先発ガードのベン・シモンズ(24)が6反則で退場していたが、エンビードは延長でも1人で11得点を稼いでチーム(8勝4敗)の連敗を3で阻止した。グリーンは50分出場し、3点シュートを21本中9本成功させて29得点。131―132で迎えた延長の残り26・6秒には新人のダク・マサイアス(25)が正面から起死回生の3点シュートを沈め、これが決勝点となった。マサイアスを含めて76ersは出場8人中3人が新人。しかし両軍先発選手の平均出場時間が40・5分となったタフな試合で貴重な白星をもぎとった。

 敗れたヒートは4勝5敗。9日にウィザーズと対戦したあとジミー・バトラー(31)、バム・アデバイヨ(23)、ゴラン・ドラギッチ(34)の主力3選手が感染防止規定によって管理下に置かれ、故障者も続出して出場可能になった選手が8人いなかったことから10日のセルティクス戦は延期となっていたが、この日は76ers同様に8人で応戦した。

 先発した2季目のヒーロは34得点をマークして2試合連続で自己記録を更新。ダンカン・ロビンソン(26)は26得点、2季目で初先発となったガードのゲイブ・ビンセント(24)も24得点を稼ぎ、チームは第4Qの残り32・2秒で5点をリードしていたが、最後の詰めを欠いて惜しくも勝利を逃した。

 昨季王者のレイカーズは敵地ヒューストン(テキサス州)でロケッツに117―100(前半71―48)で勝って3連勝で9勝3敗。レブロン・ジェームズ(36)は29分の出場で26得点、8リバウンド、5アシストを記録し、今季のロードでは6戦全勝となった。ネッツは34得点を挙げたケビン・デュラント(32)の活躍でナゲッツを122―116(前半54―70)で退けて6勝6敗。最大18点差をはねのけて3試合ぶりの勝利を飾った。

 <12日の結果>
*76ers(8勝4敗)137―134(延長)ヒート(4勝5敗)
*ネッツ(6勝6敗)122―116ナゲッツ(5勝6敗)
レイカーズ(9勝3敗)117―100*ロケッツ(3勝6敗)
スパーズ(6勝5敗)112―102*サンダー(5勝5敗)
ジャズ(7勝4敗)117―87*キャバリアーズ(5勝7敗)
ペイサーズ(7勝4敗)104―95*ウォリアーズ(6勝5敗)
 *はホームチーム

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