大栄翔 “緊急事態場所”の主役は俺だ! 正代も撃破で大関3連破

[ 2021年1月13日 05:30 ]

大相撲初場所 3日目 ( 2021年1月12日    両国国技館 )

正代(左)を突き出しで破る大栄翔(撮影・河野 光希)
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 平幕の大栄翔が大関・正代を突き出しで破り、3連勝を飾った。初日に朝乃山、2日目に貴景勝を撃破しており、平幕力士の初日からの大関戦3連勝は昭和以降では3人目。綱獲りの大関・貴景勝は北勝富士に敗れ、初日から3連敗。場所後の昇進は絶望的となった。カド番の朝乃山も御嶽海に一方的に押し出され2敗目。出場した3大関全員が敗れたのは19年夏場所3日目の豪栄道、高安、貴景勝以来で、波乱の一日となった。

 大関が3人とも敗れる波乱の土俵。その火付け役となった大栄翔は3日連続でNHKのインタビュールームに呼ばれた。平幕の初日からの大関3連破は昭和以降では若の里、北勝富士に次いで3人目。「良かったと思います。立ち合いからしっかり当たれて前にも出られた」と手応え十分に振り返った。

 初日から迷うことなく前に出て館内を沸かせている。初日は朝乃山を一気に押し込んで相手をのけ反らせ、2日目は貴景勝の圧力に負けずタイミングのいいはたきで前のめりにさせた。「内容がいいと思う。自信になっている」。大関3連戦のラストは正代。「角度がいい」と自信を持つ立ち合いから先手、先手と攻めて圧力をかけ続ける。威力のある突っ張りに大関が根負けして引く。すかさず左右の喉輪で上体を起こし、一気に突き出した。

 昨年は初場所で新小結、秋場所で新関脇に昇進するなど飛躍の一年となった。「早く三役に戻ることが今の目標。それをしっかり実現させたい」。前頭筆頭は序盤から上位との対戦が続く厳しい位置だが「どんな相手にも燃えるけど大関相手だとまた違った気合が入る」と逆境をモチベーションに変えた。

 横綱不在の場所で、この日で大関との対戦は終わった。昇進のライバルとなる三役勢との対戦は残すものの、一気に主役に躍り出そうな勢いだ。高田川審判長(元関脇・安芸乃島)も「力をしっかりとつけている。勢いがある力士がいると場所も盛り上がる」と期待を懸ける。16年から5年連続で初優勝力士を輩出する初場所。今年も嵐が吹き荒れている。

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