鍵山、GPシリーズ初出場V!17歳圧巻演技「実感ない」

[ 2020年11月29日 05:30 ]

フィギュアスケート グランプリシリーズ第6戦   NHK杯最終日 ( 2020年11月28日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

男子フリーで演技をする鍵山優真(代表撮影)
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 17歳の鍵山が、圧巻の演技で頂点に駆け上がった。冒頭の4回転サルコーが完璧に決まり、出来栄え評価で4.07点の加点。4回転トーループ2本も質の高い出来で国際スケート連盟非公認ながらフリー、合計点とも自己ベストをマークした。変則開催ながらGPシリーズ初出場でNHK杯の日本男子史上最年少優勝。「まだ実感がない。良い経験になった」と夢心地だった。

 NHK杯は、五輪2大会代表の父・正和コーチ(49)ですら5度の出場で表彰台に届かなかった。演技直前、父は息子に助言を授けた。「常にチャレンジャーだから思い切り最後までやってこい」。その言葉で吹っ切れた鍵山は「お父さんのリベンジを今回果たせた」と笑った。

 次は全日本選手権。NHK杯王者として迎える大舞台に向け「将来、五輪で戦うために全日本でトップにならないと。もっともっと努力したい」とさらなる飛躍を誓った。

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2020年11月29日のニュース