英莉花、初完全V王手!メジャー連勝へ“黄金世代”の意地「強気でいきたい」

[ 2020年11月29日 05:30 ]

女子ゴルフツアー選手権リコー杯   第3日 ( 2020年11月28日    宮崎県 宮崎CC=6543ヤード、パー72 )

7番、ティーショットを放つ原英莉花(撮影・西尾 大助)
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 「黄金世代」の原英莉花(21=日本通運)が風速6メートルの強風下で3バーディー、2ボギーの71で回り、通算10アンダーで初日からの単独首位をキープした。1打差の2位は「ミレニアム世代」の西村優菜(20=フリー)、3打差の4位からは「新世紀世代」の笹生優花(19=ICTSI)が追いかけてくる。注目の各世代による優勝争いを制し、10月の日本女子オープンに続くメジャー2連勝を自身初の完全優勝で飾る。

 原は大切な一打だと分かっていた。最終18番グリーン。外せば先にホールアウトした西村に並ばれる状況で、2メートルのパーパットを沈めきると右拳を握った。初日からの単独首位を守ってホールアウト。自身初の完全Vに王手をかけた。

 「絶対にパーを取りたいと思っていて。しっかり自信を持って打ち切れたのが凄くうれしくて、明日につながる一打になりました」

 宮崎CCにある南国ならではのヤシの木が揺れるほどの強風。各選手が苦しむ中、原はスコアを伸ばした。6番パー4で第2打を2メートルに寄せると、パー5の9番と11番ではいずれも2オンに成功してバーディー。この日のパーオン率は全体1位の78%とショットの精度が際立った。

 第2日までは「思ったような弾道が打てない」と小技でつくったスコア。だが「今日はアイアンショットは1番手上げて、コントロールして打っていました」。ショット時に胸が開く傾向があったことから、胸を下に向けるイメージを意識。その調整によりショット精度だけでなく、風の影響を受ける高い弾道から低めの弾道に変わり、風対策にもなった。

 スイング、強風、高麗グリーン――。集中するあまり栄養補給を忘れた。小ぶりのおにぎりを前半、折り返し、後半で2個ずつ食べるのがルーティン。前半こそ口にしたが、折り返しから存在を失念。「食べることを忘れちゃって後半はあっぷあっぷ。しっかり食べて脳に考える力を持たせないと」と笑った。

 ラウンド後、ふと大会前に見た夢を思い出した。「階段を上がったらお風呂があって、その中に神様がいたんですよ(笑い)」。なんだか、吉夢の予感がする。「ここまできたら勝ちたい。強気でいきたいと思います」。ミレニアム世代、新世紀世代が次々と初優勝を飾った2020年。だが今年最終戦のメジャータイトルは、黄金世代のプライドをかけて奪い取る。 

 【史上14人目快挙なるか】
 ◆原が10月の日本女子オープンに続くメジャー年間2勝目となれば史上15人目となる。日本人選手に限ると10人目。メジャー2連勝は19年の畑岡奈紗以来。
 ◆メジャーで初日から首位を守る完全優勝となれば、88年のツアー制度施行後では史上14人目。4日間競技では史上27人目(森口祐子、宮里美香、申ジエは2度達成)。

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