【女子ゴルフ】吉田鈴“凜と耐えて”77 姉・優利と史上初の姉妹メジャーVへ4差8位「条件的には…」

[ 2026年5月10日 05:00 ]

女子ゴルフツアーワールド・サロンパス・カップ第3日 ( 2026年5月9日    茨城県 茨城GC西C(6718ヤード、パー72) )

<ワールド・サロンパス・カップ 第3日>強風にも凜(りん)として慌てず!?2番、笑顔を見せる吉田(撮影・西川祐介)
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 最大瞬間風速14・9メートルを記録した強風の中、9位から出たツアー未勝利の吉田鈴(りん、22=大東建託)が3バーディー、8ボギーの77にまとめて通算6オーバーで8位に浮上した。首位とは4打差。姉・優利(26)は23年大会でメジャー初制覇しており、逆転優勝となればメジャーでは初の姉妹Vとなる。ツアー初優勝を狙う福山恵梨(33=松辰)が通算2オーバーで単独首位に再浮上した。

 台風並みの強風が吹き荒れる中、耐え抜いた。77は悪くないスコアだ。「アンダーは消えるだろうと思っていた。スコアの割には気持ち的には持った方だと思う」。吉田の表情は誇らしげだった。

 「ボギーは打っても、ダボは打たないように。どれだけパットを決められるかが大事だと思った。長いボギーパットでも神経を使った」。1番で8メートルのバーディーパットを沈めて滑り出し、ボギーが続いても慌てない。パー3の8番では30センチにつけてタップイン。17番では10メートルのロングパットを決めて挽回。合計25パットで高速グリーンを制圧した。

 前回、西Cで開催された23年大会も悪天候に見舞われた。優勝スコアが通算1オーバーという我慢勝負を制したのが姉の優利だ。2日目に首位に立ち、3日目は76、最終日は73を叩きながら最後は3打差で逃げ切った。

 「条件的には(今年と)似ている。メジャーで勝てる人はそういう勝負強さを持っている。凄いと思う」と敬意を表す妹が3年の時を経て同じタイトルに挑む。コース攻略法など助言を求めたいところだが、米女子ツアーで戦う姉を気遣い「自分のことは自分でやる」と自らに言い聞かせた。

 勝てばツアー史上4組目の姉妹優勝。メジャーでは史上初の快挙だ。この大会でツアー初優勝すれば日本人では19年大会の渋野日向子以来2人目となる。ツアー屈指の難関コースにおいて4打差は射程圏内。「最後まで何が起こるか分からない。いつもと同じようなゴルフでトップを追い詰めたい」と闘争心をあらわにした。

 ▽姉妹プロの優勝 これまでプロテストに合格した姉妹は計19組。そのうち姉妹とも優勝したのは福嶋晃子(24勝)&浩子(1勝)、堀奈津佳(2勝)&琴音(3勝)、岩井明愛(6勝)&千怜(8勝)の3組。福嶋晃子、堀琴音はメジャー優勝しているが、姉妹そろってメジャー制覇した例はない。唯一双子優勝を達成した岩井姉妹は米ツアーでも各1勝している。

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