神鋼がコロナ禍の中3にラグビー教室 「1500度の熱で競技を続けて」

[ 2020年10月18日 14:09 ]

倒れながらのパスを練習をする中3ラガーマンを見守る神鋼の水間コーチ(右端) 
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 ラグビー・トップリーグの神戸製鋼が18日、神戸市内のグラウンドで兵庫県内の中学3年生ラガーマンにラグビー教室を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦がなくなったために開催したもので、県内13のラグビースクールとクラブを持つ中学校に声をかけた。

 約80人が参加。チームからはデーブ・ディロンヘッドコーチ、水間良武フッカー&育成コーチ、森田恭平アシスタントコーチ、SO/CTB李承信らが参加した。バックフリップパス、背面パス、オフロードパスなど、高度なテクニックのレッスンもあり、選手からは笑顔がこぼれた。最後はタッチフットで締めくくった。

 参加者には、公式ユニホームと同じデザインのTシャツが配られた。神戸製鋼所のシンボルだった高炉が正面に描かれているもので、福本正幸チームディレクターは、参加者に「高炉はなくなったけど胸の中で燃えている。1500度の熱さでラグビーを続けてほしい」とエールを贈るとともに、「中学生の大会がことごとくなくなり、かわいそうだった。高校へ行ってもラグビーを楽しんでもらいたい」と競技継続の願いを込めた。

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2020年10月18日のニュース