昨季MVP西田39得点 ジェイテクト連覇へ好発進「レベルアップしている自信はあった」

[ 2020年10月18日 05:30 ]

バレーボール・Vリーグ男子1部   ジェイテクト3―1東レ ( 2020年10月17日    奈良県橿原市・ジェイテクトアリーナ奈良 )

ジェイテクトの西田有志は得点を決めて利き腕でガッツポーズ
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 バレーボールのVリーグ1部は17日、男女で新シーズンが開幕した。男子日本代表のスーパーエース、ジェイテクトの西田有志(20)は39得点と大車輪の活躍。東レに3―1で勝利し、連覇へ好発進した。

 コートに1人だけ、世界レベルがいた。ジェイテクトの西田が両軍断然1位の39得点を挙げた。第3ゲーム。サービスエースに加え、サーブで崩して自ら強打を放って、1―0から4連続得点。昨季の得点王&サーブ賞にしてMVPの魅力が、凝縮されていた。

 「コロナ禍で暇をしていたわけではないので。レベルアップをしている自信はあった」

 外国勢がまだ合流できていない。警戒を一手に引き受けながら、「マークは逆にうれしい」と揺るぎないのは努力を重ねたからだ。

 五輪の1年延期をプラスにするために、活動制限の日々は体をいじめ抜いた。高くはない1メートル86の体に厚みが出て、Tシャツのサイズは2XLが3XLになった。超人的なジャンプ力から生まれる高い打点のアタック、サーブの威力が増した。

 連覇へ好発進を切った試合後、同僚の誕生日を祝うために、マイクを手にバースデーソングを歌った。カラオケ好きの20歳は歌までうまい。ワンマンショーの一日だった。 

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2020年10月18日のニュース