順大、1位突破 スーパールーキー三浦“大迫超え”!下克上Vへ「自信もついた」

[ 2020年10月18日 05:30 ]

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 ( 2020年10月17日    東京・陸上自衛隊立川駐屯地周回コース=21・0975キロ )

日本人トップ5位の順大・三浦龍司(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 46校が参加して行われ、順大が10時間23分34秒で10年連続62度目の本戦出場を決めた。1年の三浦龍司は日本選手トップとなる1時間1分41秒をマークし、全体5位でフィニッシュ。東京五輪マラソン代表の大迫傑(29=ナイキ)が早大時代に記録したハーフマラソンの20歳以下日本記録を6秒更新した。順大は89回大会(2013年)の日体大以来となる予選会からの本戦優勝を狙う。7年ぶり69度目の出場を果たした10位専大までの10校が出場権を獲得した。

 スーパールーキー・三浦が初のハーフマラソンとは思えない快走で、11度の総合優勝を誇る名門を楽々と本戦に導いた。自身も驚きという“大迫超え”のタイムに「初ハーフをこういう形で終われたことで、今後も自信を持って臨める」と会心の笑みを浮かべた。

 無観客に加え、周回コースという異例の駅伝デビュー戦でも動じなかった。序盤から先頭争いはせず「先頭と詰まっているのは分かっていた。ラスト勝負」と終盤まで力を温存する狙い通りの試合運びでゴールした。

 1年生が予選会で日本人トップになるのは86回大会の村沢明伸(東海大)以来、11年ぶりの快挙。夏合宿の走りから1時間2分30秒付近を予想していたという長門俊介監督(36)は「まさかここまでとは…潜在能力の高さを感じた。起伏のある場所もできるので一番のキーポイントで使える」と花の2区での起用を示唆。当初6区希望だった三浦も「1、2区も目指して良いのかなと思っている」と上方修正した。

 洛南高(京都)から今年4月に入学した三浦だが、コロナ禍でチームは一時解散。自宅で地道に走り込んで基礎づくりに取り組んだ。全体練習再開後はスピードも強化し、7月のホクレン中長距離チャレンジ3000メートル障害では日本歴代2位のタイムをマーク。「春先の基礎があったから、ここまで来られた。自粛期間もプラスに捉えている」と振り返った。

 予選会を1位通過して本戦も制する下克上Vを達成した89回大会の日体大の再現も夢ではない。順大は1万メートルの自己ベスト28分台の選手が7人エントリーするなど、シード校に引けをとらない充実の布陣で本番を見据える。箱根路でも華々しいデビューが期待される三浦は「これまで駅伝の不安もあったが今日で自信もついた。これから楽しみに変わると思う」と大胆不敵だった。 

 ◆三浦 龍司(みうら・りゅうじ)2002年(平14)2月11日生まれ、島根県出身の18歳。小学校から陸上を始め、浜田東中では国体やジュニア五輪に出場。京都・洛南高に進学し、19年インターハイ3000メートル障害で2位。今年7月のホクレン中長距離チャレンジ千歳大会3000メートル障害では、日本歴代2位となる8分19秒37をマークした。5000メートルの自己ベストは13分54秒74。1メートル67、55キロ。

 ▼第97回東京箱根間往復大学駅伝競走大会 1920年の第1回大会から来年1月で101年を迎える。本戦出場は20校で、前回大会の上位10校はシード。予選会の上位10校、関東学生連合チームがオープン参加で出場する。今回は関東学連が沿道での応援自粛を要請。会場周辺での小旗などの配布物も禁止、開閉会式など式典の縮小も検討している。

 ▼予選会からの“下克上” 箱根駅伝の歴史上、予選会を突破して本戦で総合優勝を飾った大学は、97年の神奈川大と13年の日体大の2校のみ。順大が本戦で優勝すれば8年ぶり史上3校目の快挙となる。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年10月18日のニュース