早大が計10トライで開幕3連勝 小西、吉村の2年生ハーフ団がけん引 関東大学ラグビー対抗戦

[ 2020年10月18日 14:52 ]

ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   早大70―5日体大 ( 2020年10月18日    熊谷ラグビー場 )

<早大・日体大>前半、先制トライを決める早大・槙(撮影・吉田 剛)
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 昨年度大学日本一の早大が計10トライを奪って快勝し、開幕3連勝で勝ち点15とした。日体大は3戦3敗で勝ち点0。

 コロナ禍のため、異例の開幕から3週連続試合の最終戦に快勝。試合内容も尻上がりに充実度を増しており、早大の相良南海夫監督は「過去2戦よりは、自分たちがテーマに掲げたことを、ある程度表現できた。及第点かなと思う」と大きくうなずいた。

 この日は2年生ハーフ団が自在にゲームをコントロールした。SH小西泰聖は的確な判断と鋭い球出しで攻撃のリズムをつくり、時に自ら仕掛けて好機を演出。前半13、22分にはいずれも抜け出した味方をしっかりフォローし2トライを奪った。SO吉村紘もバリエーション豊かなキックを使い、早大の攻撃を引っ張った。

 昨年度まではSH斎藤直人(現サントリー)、SO岸岡智樹(現クボタ)の不動のハーフ団が君臨。11季ぶりの大学日本一を達成した一方で、今年は世代交代が早大にとって大きなテーマとなっている。そんな中で3試合連続で小西、吉村が先発出場し、連係も1戦ごとに向上。相良監督も「本来は春や夏に経験を積ませるが、今年はぶっつけで3試合。仕上がりはまだまだだが、彼らなりに課題を感じ、一つ一つクリアしてくれている」と評価した。

 次戦は中2週で迎える11月1日の帝京大戦(秩父宮)。早くも優勝のゆくえを左右する重要な一戦に向け、相良監督は「コンディションも大切だが、強度も保つ。先の4試合に向けて、しっかり(強度を)上げた練習をしたい」ときっぱり。会見で隣に座ったNo・8丸尾崇真(4年)に視線を向け、「覚悟してもらいたい」と話してにやりと笑った。

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2020年10月18日のニュース