貴景勝 正代と3日連続で三番稽古「お互い高め合えれば」

[ 2020年10月18日 14:59 ]

<相撲合同稽古2日目>貴景勝(左)と稽古をした正代(代表撮影)
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 大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古3日目が18日、国技館内の相撲教習所で行われ、貴景勝(24=千賀ノ浦部屋)と正代(28=時津風部屋)の両大関が3日連続で三番稽古を敢行した。この日は13番取って、貴景勝の8勝5敗。貴景勝が低い当たりで一気に押し込む相撲が目立った。最後の5番は4勝1敗。息が上がることなく終え「いい相撲をしっかりと磨いていきたい。徐々に慣れてきた部分もある。少しずつ良くなっていっていると思う」と納得の稽古となった。

 正代については「自分とは違う馬力だし、距離感だったり、相撲のスタイルも違う」と捉えている。3日間で正代との稽古は35番に及び「稽古しているときは自分のためにやる。結果としてお互い高め合えればいい。立ち合いで当たってやっていったら、おのずとお互い磨ける部分がある」と大関同士で切磋琢磨(せっさたくま)できている様子だ。

 正代は「体の至るところが痛い」と言いながらも「それなりに体は動いてきたと思う」と徐々に仕上がってきていることを感じている。連日の教習所通いには「入門当時を思い出す。懐かしい」と話した。

 右膝負傷で2場所連続休場中の横綱・白鵬(35=宮城野部屋)は入念な準備運動を行ったあとに幕内・霧馬山(24=陸奥部屋)を相手に相撲を取る動きを10度確認した。右四つで寄りを残して体を入れ替えたり、寄り返す動きもあった。順調な回復ぶりに「重さも出てきた。だんだん不安がなくなってきたかなという気がする」と手応えを口にした。

 合同稽古は19日の休みを挟んで22日まで行われる。白鵬は「火曜日(20日)から申し合いに入りたいと思う」とさらにペースを上げていく考えだ。

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2020年10月18日のニュース