谷原秀人、通算5アンダー単独首位 若手に見せつけた41歳ベテランの意地

[ 2020年10月18日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 日本オープン第3日 ( 2020年10月17日    千葉県 紫CCすみれC=7317ヤード、パー70 )

7番、ティーショットを放つ谷原(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 1打差2位から出た谷原秀人(41=国際スポーツ振興協会)が4バーディー、3ボギーの69で回り、通算5アンダーで単独首位に浮上した。欧州ツアーのシードを失い今季から日本ツアーで復活を期すベテランが、4年ぶりとなるツアー15勝目をメジャーで飾る。首位から出たアマチュアの河本力(りき、20=日体大3年)は1オーバーの71と落とし、通算4アンダーで18年大会覇者の稲森佑貴(26=フリー)と並ぶ2位となった。

 気温は11度と冷え込み、雨は朝から降り続いた。60人のうちアンダーパーをマークしたのは4人だけという難コンディション。だが、欧州ツアーメンバーとして世界を舞台に戦ってきた谷原はサラリと言った。

 「ヨーロッパだとこれくらいの天気は当たり前。スコットランドでは普通だし、風がないだけ良いのかな」

 第2日を終えてトップ5にアマチュアが3人。若い力が台頭する中、41歳が存在感を見せつけた。この日、最終組で回ったのは21歳も年の離れたアマチュアの河本。11番パー3で河本がティーショットをピンそば80センチにつけるとスイッチが入った。目の前で好ショットを見た谷原も、1メートルに寄せ返してバーディー。12番でもスコアを伸ばし、13番ではダブルボギーの河本に対し、6メートルのチャンスを沈めた。「来るだろうと練習していた」という難しい下りのライン。まさにプロ19年目の経験を生かした一打。この3連続バーディーで単独首位に立った。

 17年から欧州ツアーに参戦してきた。昨年シード権を手放し日本に戻ったが、「また行きたい」と挑戦意欲は変わらない。コロナ禍で試合がない期間には4年前からドローにした球筋に加え、フェードの球筋にも再び着手。スイング改造に取り組み、「やることが多くて忙しかった」と笑う。来月16日には42歳の誕生日を迎える。「うまくなりたい」――。その思いが、衰えぬ向上心の源だ。

 東北福祉大出身で松山英樹ら多くの後輩から慕われる兄貴分は「やっと日本にもこれだけ飛ぶ選手が出てきた。海外に行って、バンバン暴れてほしい」と河本にエールを送る。だが、同じフィールドで戦う時にはライバルの一人。日本一の座を譲るつもりはない。「獲りたいタイトル。全力でやっていく」。16年の日本プロに次ぐ、メジャー2冠をつかみとる。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年10月18日のニュース