貴景勝 “婚約場所”賜杯へ2敗死守「悔いが残らないように出し切りたい」

[ 2020年9月22日 05:30 ]

大相撲秋場所9日目 ( 2020年9月21日    両国国技館 )

霧馬山(右)を押し出しで破り、2敗でトップを守った貴景勝(撮影・西海健太郎)
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 大関初優勝を目指す貴景勝は霧馬山を押し出して2敗の首位を維持した。3連敗スタートの朝乃山は栃ノ心を上手投げで退けて6連勝。正代は大栄翔との関脇対決を取り直しの末に突き落としで制した。2敗のトップに貴景勝、正代と平幕の照ノ富士、若隆景、阿武咲、翔猿の6人が並んだ。

 同じ失敗は繰り返さない。貴景勝が先場所不覚を取った霧馬山に実力の違いを見せつけた。初日から報道陣のリモート取材に無言を貫いてきたが、力強い相撲で勝ち越しに王手をかけると、初めてマイクの前に立った。

 「集中して今日は今日の一番しかないので、力を出し切ろうと思ってやりました」

 1敗のトップに3人が並んだ中日。前半で2人が敗れて一時は単独トップに立ちながら、栃ノ心の立ち合いの変化に足がついていかなかった。「反省することはして、また今日は今日でしっかり準備をして後悔しないようにやりました」。黒星を引きずらず、強烈ないなしでモンゴル出身の24歳を揺さぶり、2敗を死守した。

 大関になって初めて黒の締め込みを新調した。大関昇進時に関係者からプレゼントされたもので、「心機一転じゃないが、気持ちを新たにして」と説明。昇進時から“猛牛”の異名を取った元横綱・琴桜をイメージしてガンメタリックの締め込みを着けてきたが、膝の不安も消えた今場所は新たな姿で臨む。

 8月30日に元大関・北天佑の次女・千葉有希奈さん(28)との婚約を発表した。83年夏場所以来、複数の横綱全員が初日から不在の戦国場所。その場所を制したのが、関脇の北天佑だった。“婚約場所”といえる土俵で18年九州場所以来2度目、大関昇進後では初の賜杯が近づく。伴侶はモデル業をやめてサポート役に徹しており、結果で返したい気持ちは強いはずだ。

 並外れた馬力で白星を重ねる24歳は「持ち味を発揮して勝っていきたい。一日一日、悔いが残らないように出し切りたい」と言い切った。

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