【玉ノ井親方 視点】照ノ富士、確実に組みにいく技術うまくなった

[ 2020年8月3日 05:30 ]

大相撲7月場所千秋楽 ( 2020年8月2日    両国国技館 )

照ノ富士が寄り切りで御嶽海を破り、30場所ぶり2度目の優勝を決める(撮影・西海健太郎)
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 千秋楽の照ノ富士は、強い頃の状態に戻った印象だった。勝てば優勝が決まる一番。プレッシャーはあったはずだが、自分の相撲に集中できていた。得意の右四つではなく、右は上手だったが、浅いところを引き付けながら前に出た。立ち合いに圧力があり、御嶽海に付け入る隙を与えなかった。

 以前はもろ差しに入られても、両かいなできめてそのまま持っていくような強引な取り口が見られた。しかし今は確実に組みにいく。まわしの取り方も、切るのもうまくなった。野球で例えるなら、速球を決め球にしていた投手が、変化球を交え制球力で勝負するようになった感じだろうか。

 朝乃山は立派に新大関の責任を果たした。ただ終盤に横綱、大関が休場し、余計な重圧がかかってしまったようだ。13、14日目の相撲には若干硬さが見られた。正代は下半身から攻めることや立ち合いの鋭さ、中に入る速さをもう少し身に付けられれば、もっともっと怖い存在になれるはずだ。 (元大関・栃東)

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