八村塁「とにかく積極的に」名門レイカーズに貢献!NBA史上初となる13試合連続3P成功率50%も達成

[ 2026年5月12日 17:05 ]

NBA西PO準決勝・第4戦   レイカーズ110ー115サンダー ( 2026年5月11日    クリプト・ドットコム・アリーナ )

キャリア初のブザービーターに喜び爆発!仲間に祝福されるレイカーズの八村塁(ロイター)

 レイカーズの八村塁(28)が11日(日本時間12日)、西プレーオフ(PO)準決勝・第4戦の本拠地サンダー戦に先発出場した。後半に4本の3Pシュートを決めるなど25得点の躍動。チームは第3Qに一時逆転して、接戦の展開となったが最終Qで競り負けた。4連敗で準決勝敗退が確定した。

 昨季終了後の夏には、中高生を対象にしたキャンプ「BLACK SAMURAI 2025 THE CAMP」を開催。「この夏は代表活動もなくて、自分の意思で日本に帰れたのは初めてだった。その中で日本のバスケットがどれだけ成長してきているのか、僕に対する愛情とかを感じたので、すごく感動しましたし、不思議な気持ちになった。自分自身のメンタルや体に集中できた、とてもいい夏だった」と充実したオフを過ごした。

 選手としては、キャッチ&シュートをより速く打てるようにトレーニングに励んだ。「NBAは一瞬の判断が大事なリーグ。僕もたまに3Pを打てるところでシュートリリースが遅くて、打てなかったりした。それを考えてもっと速く打てるようにトレーニングした」と向上を目指した理由を明かした。

 そして開幕戦からスタメン出場すると、シーズン序盤で3P成功率50%超えと高確率をキープした。「今のNBAでは、3Pシュートはとても難しい。今はおそらく自分に対して守備が甘くなっている選手がいると思う。だから、とにかく積極的に、自分のスタイルでプレーしようとしている」と好調の要因を口にしていた。

 そして12月4日(同5日)の敵地ラプターズ戦は、八村にとって特別な試合になった。最終Qに劇的なドラマが待っていた。120ー120の残り数秒に左コーナーで“師匠”でもあるレブロン・ジェームズからのパスを受けると、キャリア初のブザービーター3Pシュートを沈めてチームを勝利に導いた。試合後は喜びを爆発させて、チームメートたちに祝福された。

 劇的勝利の裏には歴史的記録が止まった。それはレブロン・ジェームズが07年1月5日のバックス戦から続いていた連続2桁得点記録は1297試合で止まった。レブロンが試合を決めることもできたが、レブロンが八村を信じたからこそ生まれたビッグショットとなった。

 しかし12月末に右ふくらはぎの肉離れを発症。そこからベンチスタートの試合が増えた。「多くの人がスタッツとかそういうことを考えるけど、自分にとっては勝つことの方が大事。それがチーム全員の給料アップにつながる。特にこのセカンドユニットでは、僕もボールタッチが増える。別に気にしない。それよりも、誰が試合を終わらせているか?誰がもっとプレーしているか?そういうことの方が僕にとっては大事なんだ」とベンチスタートを受け入れた。

 この言葉通り、八村のプレーは一切変わらなかった。今季レギュラーシーズンでは68試合出場。1試合平均28.3分、11.5得点、3.3リバウンドをマーク。そしてレギュラーシーズンでは262本の3Pシュートを放ち、116本成功。さらに3年連続の40%超えとなる3P成功率44.3%という高確率の数字を残した。

 プレーオフでは1回戦でオースティン・リーブス、ルカ・ドンチッチを欠く中で、チーム中心選手として躍動した。全10試合で全て2桁得点。1試合平均38.6分、17.5得点をマーク。そして13試合連続となる3P成功率50%超えの快挙も達成した。

 しかしチームは西PO準決勝で昨季王者サンダーに4連敗。最終戦となった西PO準決勝・第4戦の最終Qのクラッチタイムではステップバック3Pシュートを決めて、相手の反則も誘う4点プレーに会場を大爆発させた。

 試合後には「相手は昨季のチャンピオンチームであり、我々はヒューストン・ロケッツというNBAでも屈指のフィジカルな相手との激闘を勝ち抜いてきたばかりで、休む間もなくこのシリーズに突入してきた。相手は10日間も休息を取っていたのとは対照的でしたね。ゲームプランも何度も調整しましたが、相手はチャンピオンになるべくして、チャンピオンになったチーム。我々が何をやっても常に修正して対応してくる。色々と策は講じましたが、結果として上手くいきませんでした。それでも、このチームの戦いぶりは誇りに思ってる」と総括した。

 今夏にはフリーエージェントになる。「(自身の契約に関しては)全く考えていませんでした。代理人とも、関係者ともその話は一切していません。他のフリーエージェント選手についても同様。ファンが気にかけているのは知っていますが、私自身はそういったことは頭になく、ただ目の前の試合、プレーオフを勝ち抜くことだけに集中していた。もちろん、このチームは大好きです。ここに4シーズンいて、ロブ(ペリンカGM)やオーナー、スタッフを含め、彼らが私にしてくれたことには本当に感謝していますし、組織の運営の仕方も素晴らしいと感じています。ただ、最終的な契約交渉は私の仕事ではありません。私は交渉が上手いわけではないので、全ては代理人に任せています」と今後について言及した。

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