ロケッツが強敵バックスを撃破 マーベリクスは連敗ながらプレーオフ進出が確定

[ 2020年8月3日 13:40 ]

攻守両面で奮闘したロケッツのハーデン(AP)
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 再開4日目を迎えたNBAは2日、フロリダ州オーランドで「シーディング・ゲーム」の6試合を行い、ロケッツは東地区1位のバックスを120―116(前半62―54)で下して3連勝で42勝24敗。西地区全体6位から4位に順位を上げた。

 ロケッツは延長できわどく勝った7月31日のマーベリクス戦同様に“少数精鋭”の8人ローテーションで応戦。ジェームズ・ハーデン(30)は第2Qの残り3分で4反則目をコールされてしまったが、それでも34分の出場で24得点、7リバウンド、7アシスト、6スティールを稼ぎ、攻守両面でチームをけん引した。

 ラッセル・ウエストブルック(31)はハーデン不在の時間帯でも奮闘。38分の出場で31得点をたたき出し、20得点以上は36試合連続となった。

 ロケッツは出場8選手全員が3点シュートを成功。試投数61(成功21)はリーグ最多タイとなった。

 バックスはターンオーバーを22回(30失点)犯して敗れ、今季の成績は54勝13敗。勝っていれば東地区の第1シードが確定したが、それはおあずけとなった。2季連続のMVPが濃厚となっているヤニス・アデトクンボ(25)は36得点、18リバウンド、アシストをマーク。しかし1点を追って迎えた第4Q残り14秒には痛恨のパスミスを犯して苦杯を喫した。

 アデトクンボが1試合で「30得点+15リバウンド+5アシスト」以上をクリアしたのは、7月31日のセルティクス戦(36得点、15リバウンド、7アシスト)に続いて今季15回目。これはカリームアブドゥル・ジャバー(元バックス&レイカーズ)に次いで、ここ50年では2人目となった。

 西地区全体7位のマーベリクスは13位のサンズに競り負けてオーランドでは2戦2敗となったが、8位のグリズリーズも敗れたために「シーディング・ゲーム」を6試合残した段階で、4季ぶりのプレーオフ進出が確定。西地区ではポストシーズン“最後の切符”を13位のサンズを含めて6チームが争うデッドヒートとなっている。

 なおグリズリーズの渡辺雄太(25)はスパーズ戦でもベンチ登録13人の中には入らなかった。

 <2日の結果>
*ネッツ(31勝35敗)118―110ウィザーズ(24勝42敗)
*セルティクス(44勝22敗)128―124トレイルブレイザーズ(30勝38敗)
スパーズ(29勝36敗)108―106*グリズリーズ(32勝35敗)
*マジック(32勝35敗)132―116キングス(28勝38敗)
*ロケッツ(42勝24敗)120―116バックス(54勝13敗)
*サンズ(28勝39敗)117―115マーベリクス(40勝29敗)

 *はホーム扱い

 <東地区8位ネッツとのゲーム差>
 ▼9位ウィザーズ=7

 <西地区8位グリズリーズとのゲーム差>
 ▼9位スパーズ=2
 ▼10位トレイルブレイザーズ=2・5
 ▼11位ペリカンズ=3・5
 ▼12位キングス=3・5
 ▼13位サンズ=4

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