NBAが15日に選手のサラリーを全額支給 しかし5月1日からは微妙

[ 2020年4月10日 10:19 ]

18試合が未消化となっているウィザーズの八村(AP)
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 新型コロナウイルスの感染拡大で3月11日を最後にレギュラーシーズンの試合を中断しているNBAが、15日に予定されている選手の「給与振り込み日」に全額を支給することになった。AP通信が報じているもので、NBAの選手のほとんどは毎月1日と15日の月2回支給を選択。試合が「中止」となった場合には労使協約に基づき、1試合につき年俸の1・08%が減額されていくが、今月はとりあえず通常支給となった。

 ただし次回となる5月1日からの全額支給は不透明。NBAではシーズン再開に向けて多くのパターンを検討して準備しているものの、まだ全米各地で感染拡大が続いており、シーズン打ち切りによる残り全試合の中止となった場合には全30チームの平均で約21%のサラリーが減額される可能性がある。

 個人で最も多く失うのはリーグ最高年俸(4023万1758ドル=約43億4500万円)をもらっているウォリアーズのステフィン・カリー(31)で、ウォリアーズがまだ17試合を残していることから739万ドル(約8億円)の損失。18試合が未消化となっているウィザーズの八村塁(22)は労使協約に従えば86万9000ドル(約9400万円)が支払われないことになる。

 リーグ最低年俸でプレーしている選手でも18万9000ドル(約2000万円)を失う形。ただしシーズン全82試合がなんらかの形ですべて消化された場合には全額が支給される。

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