ワクチンなしのスポーツ観戦はしない 米国民の意識に大きな変化!

[ 2020年4月10日 12:52 ]

NBAウィザーズとNHLキャピタルズの本拠地「キャピタル・ワン・アリーナ」(AP)
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 米シートン・ホール大(ニュージャージー州)のビジネススクール(スティルマン・スクール・オブ・ビジネス)が、新型コロナウイルスとスポーツ観戦に関するアンケートを実施。回答したのは762人(誤差は±3・6%)でその結果が9日に公表された。

 スポーツ専門局のESPNが報じているもので、米国民の72%は「今後、ワクチンなしに試合観戦はしない」と回答。「スポーツのファン」と自認した人だけでの調査でも61%が「ワクチンなしでは観戦はしない」と答えた。

 「社会的距離(ソーシャル・ディスタンシング)が確保された状態では?」という質問では「観戦する」と答えたのは12%のみ。「これまで通りの対応策で観戦する」と回答した人も13%にとどまっており、米国でのスポーツ観戦再開は、実用化が2021年度と見られているワクチンの接種が不可欠になるという結果が出ている。

 無観客試合も各競技団体で検討されているが「それをテレビで観戦するか?」という質問には76%が「YES」と回答。ただし16%が「以前よりスポーツには興味がなくなった」と答えており、「以前より興味が出てきた」は7%にとどまった。

 なお全体の46%が「2020年度内はスポーツの試合は中止となるだろう」と答えている。

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2020年4月10日のニュース