4・17、18フェド杯PO日本―ウクライナ戦 会場変更も 大阪の開催地閉鎖中、相手は来日難色

[ 2020年3月7日 18:29 ]

デビス杯エクアドル戦は関係者、報道陣にのみ客席が開放されブルボンビーンズドーム三木で行われた(撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 テニス女子国別対抗戦フェド杯のプレーオフ日本―ウクライナ戦(4月17、18日)の会場が変更される可能性が出てきた。開催予定地の大阪市ITC靱TCは新型コロナウイルスの影響で閉鎖中で、運営再開のメドは立っていない。加えて来日に難色を示すウクライナが国際テニス連盟に自国開催を打診していることが判明した。

 日本協会の土橋登志久強化本部長(53)は「あくまでもホームでやる前提で動いている。日本で開催するための選択肢を増やないといけない」と説明した。全仏オープン後の6月8日の世界ランキングで東京五輪出場可否が決まるため、選手にはツアー大会を優先させる方針。日本滞在がその後の海外渡航を制限する恐れもあるため、日本代表の選考にも支障が生じる可能性が高い。

 6、7日に兵庫県三木市ブルボンビーンズドームで開催された男子テニス国別対抗戦デビス杯予選の日本―エクアドル戦は無観客で実施した。ホームの声援の後押しがない影響もあり、シングルス2試合、ダブルス1試合が3連敗の完敗。本戦(11月・マドリード)進出を逃し、9月に開催される一つ下のカテゴリーのワールドグループ1部に降格することが決まった。完売していたチケットの払い戻しで、入場料収入1800万円を喪失。インターネット販売のみになったグッズ販売も落ち込んだ。男子に続いて女子も通常通りの運営ができなければ、コート内外での打撃は計り知れない。

続きを表示

2020年3月7日のニュース