桃田、再確認した競技への思い「自分にはバドミントンしかない 好きだから頑張れる」

[ 2020年3月7日 05:30 ]

桃田 事故後初の会見

時折笑顔を見せながら会見した桃田(撮影・尾崎 有希)
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 1月に遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれ、2月には右目の眼窩(がんか)底骨折の手術を行ったバドミントン男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)が6日、都内でチームの練習復帰に伴う会見を開いた。交通事故後、公の場で言葉を発するのは初めて。

 【桃田に聞く】
 ――最初に復帰した際に羽根が二重に見えて手術に。状況は?
 「事故に遭って次の日も二重に見える時もあった。時間がたてばたつほど視野がはっきりしてきて大丈夫と思っていたが、練習を再開した時に二重に見えるので再検査してもらった。正面はいつも通り見えたが、眼球を動かした時に二重に見える状況があって」

 ――競技への思いが再確認できた部分は?
 「自分にとってはバドミントンしかない。いつも成長させてもらった。バドミントンが好きだから今もこういうふうに頑張れている」

 ――全国高校選抜が新型コロナウイルスの感染拡大で中止。桃田選手自身も(富岡高1年時に)東日本大震災で中止になった。
 「目標を失いそうな選手もいると思う。そこで腐らず、バドミントンが好きな気持ちをもう一回感じて、踏ん張って切磋琢磨(せっさたくま)して(夏の)インターハイでもっとハイレベルな試合をしてもらえれば」

 ――手術前は全英オープン(11日開幕)で復帰の青写真もあった。出場選手の試合は気になるか?
 「どんなプレー、どんな試合をするのか。ライバルでもあるけど、そういう選手たちのことは凄く尊敬している。どんな試合になるのかという気持ちもあるので、見られる限り全試合見られたら」

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2020年3月7日のニュース