【五輪代表】卓球「残り1枠」男子・水谷、女子・美宇が有力

[ 2020年1月6日 05:30 ]

東京五輪あと200日 代表争い大詰め

卓球女子代表3人目に有力な平野
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 東京五輪開幕200日前となる6日、卓球の代表男女各3人が正式発表される。選考会での成績や世界ランキングを決めるポイントの獲得など、各競技で繰り広げられた長く厳しい代表争いもいよいよ大詰め。この冬でほぼ決着を迎える注目競技の選考状況と展望を担当記者に聞いた。(スポーツ部専門委員・中出 健太郎)

 【卓球】19年12月までの国際大会のポイントを基にしたランキングで男女ともシングルス2人、団体戦メンバー1人の計3人を選出

 ――昨年末の時点で男子は張本と丹羽、女子は伊藤と石川がシングルス代表を確実にした。今日発表の3人目はどうなる?
 河西崇記者 男子は水谷、女子は平野が有力です。男女とも日本勢3、4番手の間に大きな差があります。

 ――2日時点の世界ランキングは男子の水谷が16位で森薗政崇(BOBSON)が42位。女子の平野が11位で佐藤瞳(ミキハウス)が17位。
 河西 平野は昨年のW杯団体戦でも石川と組んでいました。石川が左利き、平野が右利きなのでダブルスを組むのには有利です。

 ――3人目はシングルス代表選手とのダブルスの相性も考慮して日本協会が選考する。
 河西 男子に関しては、昨年のW杯団体戦で丹羽と吉村真晴(琉球)のコンビが良かった。ただ、五輪でメダルを獲得するには中国と決勝まで当たらない第2シードが欲しい。シードは3人の世界ランキングを比較したチームランキングで決まるので、3人目が世界ランク52位の吉村真では厳しいと言えます。

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