“稲垣母校”新潟工が初戦敗退 練習グラウンド天然芝化の恩返しならず

[ 2019年12月29日 05:30 ]

第99回全国高校ラグビー第2日・1回戦   新潟工7―21城東 ( 2019年12月28日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<城東・新潟工>応援席に深々と頭を下げる新潟工フィフテヒーン(撮影・後藤 正志)
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 勝利での恩返しとはならなかった。今夏、OBの日本代表プロップ稲垣啓太(パナソニック)の投じた300万円で練習グラウンドを天然芝化した新潟工(新潟)は、初戦敗退。樋口猛監督は「力が足りなかった」と肩を落とした。

 モールを攻撃の軸に敵陣中間からも組んだが、ロック山田(3年)が「低く来られて耐えきれなかった」とことごとくつぶされた。前半29分、13人モールを起点にSH豊崎(3年)が1トライを挙げるのが精いっぱいだった。

 花園の常連校も、近年は部員確保に苦労。前年度の3年が抜けた春先までは「部員が少なくモールやスクラムの練習ができなかった」(樋口監督)という。天然芝化は部員集めの切り札。来年こそ、その成果を花園で見せる。

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2019年12月29日のニュース