朝明 ビックマンファストマン効果で初戦突破 WTB太田跳躍力認められる

[ 2019年12月29日 05:30 ]

第99回全国高校ラグビー第2日・1回戦   朝明36―5近大和歌山 ( 2019年12月28日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<全国高校ラグビー 近大和歌山・朝明>後半、サイドラインぎりぎりを突破する朝明・太田(撮影・北條 貴史)
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 朝明のWTB太田が一皮むけた姿を見せた。前半4分、展開のラストを飾って先制トライ。密集で相手をはじき飛ばすサポートの仕事量も多かった。36―5の近大和歌山撃破に貢献した。

 21~23日に、京都府内で行われた日本協会のタレント発掘合宿に参加。身体能力に優れたランナーは「ラン、ステップが勉強になりました。自信になりました」と手応えをつかんでいた。

 この合宿は、通称「ビッグマンファストマンキャンプ」と呼ばれる。強豪、弱小問わず、デカい、速いなど一芸に秀でた原石が選ばれ、トップの指導を受ける。太田は中学時代、軟式テニスで三重県で4強に入った。跳躍に優れ、立ち幅跳び2メートル80以上の基準を満たして権利をつかんだ。

 大会直前にかかわらず、教え子を合宿に送り出した保地直人監督(45)は「三重県ではなかなか見てもらえない。ぜひ高校ジャパンに。その可能性がある」と期待を込めた。ラグビーを始めてまだ2年足らずの若武者。2回戦のAシード御所実(奈良)へ「外を抜いてトライをしたい」と力を込めた。

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2019年12月29日のニュース