光泉“走り勝ち”高校日本代表監督経験ある薬師寺監督「苦しい時に顔を上げなかった」

[ 2019年12月29日 05:30 ]

第99回全国高校ラグビー第2日・1回戦   光泉31―19本郷 ( 2019年12月28日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<全国高校ラグビー  光泉・本郷>初戦を突破し、フィフティーンを出迎える光泉・薬師寺監督撮影・北條 貴史)
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 光泉が本郷との接戦を制して3大会ぶりの花園8勝目を挙げた。相手の危険なタックルによる一発退場で数的優位に立った後半にバックス陣が強みの速さを生かして3トライ。12―14で迎えた後半1分に70メートルを独走してSO蔵内の逆転トライを演出したWTB西村は「スピードには自信があるので」と会心の笑みを見せた。

 高校、社会人で日本一を経験し高校日本代表監督も務めた薬師寺利弥監督(45)も「苦しい時に顔を上げなかったのが光泉」と最後まで走り続けての勝利に納得。重さとパワー、スピードを等しく強化するトレーニングを積んできた。60分間、スピードの落ちない走りを身に付けるため陸上短距離の練習を導入し、走る姿勢も矯正。前半19分に50メートルの独走トライを決めたCTB三宅は50メートルの走破時計を6秒3から0秒2縮めた。

 初の年越しへ合言葉は「ビッグ・インパクト」。チームの歴史を変える大きな2勝目へ秋田中央と対戦する2回戦も走り勝つ。

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2019年12月29日のニュース